香川へ来て、初めて讃岐うどんを食べに行こうとすると、
「セルフ店って何を自分でするの?」
「製麺所って普通に入っていいの?」
「小・大ってどれくらい?」
「ひやあつって何?」
など、意外と分からないことがあります。
私も大阪から香川へ移住した当初は、セルフ店の注文方法や「ひやあつ」「あつあつ」といった言葉をほとんど知りませんでした。
そんな讃岐うどんのことを教えてくれたのが妻です。
おいしいお店を教えてもらったり、注文の仕方を教えてもらったりしながら、少しずつ讃岐うどんの楽しみ方を覚えてきました。
慣れてしまえば難しくありません。
むしろ、お店ごとに注文方法や食べ方が違うところも、讃岐うどん巡りの面白さのひとつだと思います。
この記事では、初めて香川でうどん巡りをする人向けに、まず知っておくと便利なことをまとめます。
讃岐うどんのお店は大きく3つのタイプ
香川のうどん店は、大きく分けると
・セルフ店
・サービス店
・製麺所タイプ
と考えると分かりやすいです。
ただし、すべてのお店がきれいに3種類に分かれるわけではありません。
セルフ店でもお店によって自分でする範囲が違いますし、製麺所に近い雰囲気のセルフ店もあります。
最初は「だいたいこんな違いがある」くらいで大丈夫です。
セルフ店とは?
香川でよく見かけるのがセルフ方式のお店です。
名前の通り、お客さん自身ですることが多いスタイルです。
一般的には、
- うどんを注文する
- うどんを受け取る
- 天ぷらやおにぎりなどを取る
- 会計する
- 薬味やだしを入れる
- 食べ終わった食器を返却する
といった流れです。
ただし、お店によって順番は違います。
麺を自分で温めるお店もあれば、店員さんが完成した状態で渡してくれるお店もあります。
だしを自分で入れる店もあれば、最初から入った状態で出てくる店もあります。
初めて行くと少し戸惑うかもしれませんが、前の人の流れを見ているとだいたい分かります。
分からなければ店員さんに聞けば大丈夫です。
このブログの店舗記事でも、できるだけ「注文の流れ」を書くようにしていきます。
サービス店とは?
サービス店は、一般的な飲食店に近いスタイルです。
席に座って注文し、店員さんがうどんを持ってきてくれます。
県外から旅行で来た人にとっては、一番分かりやすいタイプかもしれません。
セルフ店の注文方法が少し不安な人や、夫婦や家族でゆっくり食べたい人にも利用しやすいと思います。
製麺所タイプとは?
讃岐うどんらしい雰囲気を楽しめるのが製麺所タイプのお店です。
もともと麺を作る製麺所で、そこでうどんを食べられるようになったようなお店もあります。
お店によっては、
「ここから入っていいのかな?」
と思うような雰囲気だったり、注文方法が独特だったりします。
でも、こうした雰囲気も讃岐うどん巡りの楽しさのひとつです。
製麺所タイプのお店についても、実際に訪問したときには、初めての人でも分かるように注文方法を紹介していきたいと思っています。
「小」でもちゃんと1食分ある
香川のうどん屋さんでは、
「小・大」
といったサイズ表記をよく見かけます。
お店によって違いますが、基本的に「小」は1玉です。
県外で「小」と聞くと、
「かなり少ないのかな?」
と思うかもしれません。
でも1玉あるので、普通に一食分として食べられる量です。
特に香川で何軒かうどん屋さんを回る予定なら、最初から大を頼まず、「小」から始めるのがおすすめです。
1軒目で満腹になってしまうと、次のお店に行けなくなります。
注文は「かけ小1」で通じる
香川のうどん屋さんでは、注文するときに長く言わなくても、
「かけ小1」
と言えば、
「かけうどんの小を1つ」
という意味で通じます。
初めてだと、
「かけうどんの小サイズを1つお願いします」
と全部言わないといけないように思うかもしれませんが、意外とシンプルです。
お店によって注文方法は違いますが、
「うどんの種類+サイズ+個数」
くらいで注文できることが多いです。
最初は少し緊張するかもしれませんが、一度やってみると難しくありません。
1.5玉のお店もある
お店によっては、
1玉
1.5玉
2玉
のように選べるところもあります。
また、
小・中・大
という表記でも、実際に何玉入っているかはお店によって違うことがあります。
食べ歩きをするなら、分からない場合は
「小は何玉ですか?」
と確認してもいいと思います。
かけうどんとは?
讃岐うどんの基本的な食べ方のひとつが「かけ」です。
うどんにだしをかけて食べるシンプルなスタイルです。
シンプルだからこそ、麺やだしのお店ごとの違いも分かりやすいと思います。
何軒か食べ歩いて比べるのにも向いています。
ぶっかけうどんとは?
ぶっかけは、かけうどんよりも濃いめのつゆを少量かけて食べるスタイルです。
温かいものと冷たいものがあります。
麺の食感を楽しみたいときにも選びやすいうどんです。
同じお店でも、かけとぶっかけでは印象がかなり変わることがあります。
「あつあつ」「ひやあつ」「ひやひや」って何?
香川のうどん屋さんで初めて聞くと、少し戸惑いやすい言葉です。
基本的には、
「麺の温度+だしの温度」
を表しています。
あつあつ
温かい麺+温かいだし。
一般的にイメージしやすい温かいかけうどんです。
ひやあつ
冷たい、または水で締めた麺+温かいだし。
麺の食感を楽しみながら、温かいだしを味わえます。
ひやひや
冷たい麺+冷たいだし。
暑い時期にも食べやすく、麺の食感を感じやすい食べ方です。
お店によって呼び方や提供方法が違うこともあります。
最初から全部覚える必要はありません。
釜あげ・釜玉・しょうゆうどんもある
かけやぶっかけ以外にも、
釜あげ。
釜玉。
しょうゆうどん。
など、讃岐うどんにはいろいろな食べ方があります。
このあたりは、今後それぞれ詳しく紹介していく予定です。
最初は、
「こんなに種類があるんだ」
くらいで大丈夫です。
食べ歩きするなら天ぷらの取りすぎに注意
セルフ店に行くと、目の前に天ぷらが並んでいることがあります。
ちくわ天。
とり天。
かき揚げ。
半熟卵。
さらに、
いなり寿司。
おにぎり。
おでん。
などがあるお店もあります。
見ていると、つい取りたくなります。
1軒だけなら好きなものを食べればいいと思います。
ただ、2軒、3軒とうどん店を回るなら少し注意です。
「うどん小+天ぷら数個」
でも、かなりお腹いっぱいになります。
何軒か回りたい日は、
「まだ次がある」
くらいで止めておく方が楽しめます。
お店同士の「系譜」を知るとさらに面白い
讃岐うどんを食べ歩いていると、お店同士につながりがあることがあります。
「あのお店で修行した店主」
「この店から独立したお店」
「○○系と呼ばれるお店」
などです。
同じ流れを持つお店でも、
麺。
だし。
メニュー。
お店の雰囲気。
が少しずつ違います。
こうしたつながりを知った上で食べ比べると、うどん巡りがさらに面白くなります。
このブログでも、出身店や修行先など、確認できた情報については店舗記事の中で紹介していきたいと思っています。
初めてでも気にしすぎなくて大丈夫
香川の讃岐うどんについて調べていると、独特な言葉や注文方法がいろいろ出てきます。
でも、全部覚えてから行く必要はありません。
私自身も、香川へ移住してから妻に教えてもらいながら少しずつ覚えてきました。
分からなければ聞けばいい。
まずは食べてみる。
それくらいで十分です。
「あきむら夫婦のさぬきうどん移住録」では、
セルフ店なのか。
どう注文するのか。
駐車場はあるのか。
実際に何を食べたのか。
県外から来た人でも入りやすいのか。
といったことも、実際に訪問しながら紹介していきます。
香川でのうどん巡りを、難しく考えずに楽しんでもらえればと思います。
