香川のうどん屋さんに行くと、

「かけ」
「ぶっかけ」
「釜あげ」
「釜玉」
「しょうゆ」

など、いろいろなメニューが並んでいます。

初めて見ると、

「何がどう違うんだろう?」

となるかもしれません。

私も香川へ移住した当初は、それぞれの違いをきちんと分かっていたわけではありません。

妻に教えてもらったり、実際にいろいろなお店で食べたりしながら、少しずつ違いが分かるようになってきました。

今回は、讃岐うどんでよく見かける代表的な食べ方を、初めての人向けに簡単に紹介します。

かけうどん

かけうどんは、うどんにだしをかけて食べるシンプルな食べ方です。

香川では、いりこを使っただしをよく見かけます。

ただし、最近できた新しいうどん店などでは、いりこだけに限らず、さまざまな素材を組み合わせただしを使っているケースもあります。

讃岐うどんのだしといっても、どのお店も同じではありません。

麺だけでなく、だしの香りや味の違いを食べ比べてみるのも面白いと思います。

注文するときは、

「かけ小1」

と言えば、

「かけうどんの小を1つ」

という意味で通じます。

香川に来て初めてセルフ店へ行くなら、覚えておくと便利な言い方です。

ぶっかけうどん

ぶっかけうどんは、かけうどんよりも濃いめのつゆを少量かけて食べるものです。

温かいぶっかけと、冷たいぶっかけがあります。

冷たいぶっかけは、水で締めた麺の食感を楽しみやすいので、

「このお店の麺ってどんな感じなんだろう?」

というときにも選びやすいと思います。

大根おろしやレモン、ねぎなどが添えられていることもあります。

かけとはかなり印象が変わるので、同じお店でも別の日に違う食べ方をしてみるのも面白いです。

釜あげうどん

釜あげうどんは、茹で上がった麺を水で締めず、そのまま食べるうどんです。

一般的には、桶や器に入った温かい麺を、つけだしにつけて食べます。

水で締めた麺とは食感が違うので、同じうどんでもかなり印象が変わります。

「讃岐うどん=強いコシ」というイメージを持っている人も多いと思いますが、釜あげはまた違った麺の食感を楽しめます。

釜玉うどん

釜玉うどんは、茹で上がった温かい麺に卵を絡めて食べるうどんです。

そこにしょうゆやだししょうゆなどをかけて食べます。

熱い麺で卵が少し固まり、麺によく絡みます。

卵かけご飯のうどん版のようなイメージをすると、初めての人にも分かりやすいかもしれません。

お店によって、

卵が最初から入っている。

自分で割り入れる。

薬味を追加する。

など、食べ方が少し違うこともあります。

しょうゆうどん

しょうゆうどんは、うどんにしょうゆやだししょうゆをかけて食べるシンプルな食べ方です。

私たちがうどん屋さんを回っていると、製麺所タイプのお店で見かけることも多いです。

だしの中にうどんが入っているわけではないので、麺そのものの味や食感を楽しみやすいのも特徴です。

大根おろしやすだちなどと一緒に食べるお店もあります。

「あつあつ」「ひやあつ」「ひやひや」と「ふつう」

かけうどんでは、お店によって麺やだしの温度を選べることがあります。

よく聞くのが、

「あつあつ」
「ひやあつ」
「ひやひや」

といった呼び方です。

基本的には、

「麺の温度+だしの温度」

を表しています。

あつあつ

温かい麺+温かいだし。

いわゆる普通の温かいかけうどんに近い食べ方です。

ひやあつ

冷たい、または水で締めた麺+温かいだし。

温かいだしを楽しみながら、麺の食感も残りやすい食べ方です。

ひやひや

冷たい麺+冷たいだし。

暑い日にも食べやすく、麺の食感を楽しみやすいです。

ふつう

セルフ店では、麺を受け取るときに、

そのままの麺で食べるか。

温めてもらうか。

を選べるお店があります。

そのまま受け取る状態を、うちでは「ふつう」と呼んでいます。

妻は「ふつう」が好き。

私は「あつ」が好き。

同じだしでも、麺の温度が変わるだけで食べたときの印象はかなり変わります。

どちらが正解ということではなく、好みで選べば大丈夫です。

何度か食べ比べて、自分の好きな温度を探すのも面白いと思います。

なお、呼び方や提供方法はお店によって違うことがあります。

初めてなら、その店のおすすめを選んでみる

初めて讃岐うどんを食べるからといって、必ず「かけ」を注文する必要はありません。

お店によって、

釜あげが有名。

ぶっかけがおすすめ。

肉うどんが人気。

しょうゆうどんを食べてほしい。

など、それぞれ特徴があります。

せっかくなら、そのお店がおすすめしているメニューや看板メニューを選んでみるのもいいと思います。

何を頼めばいいか迷ったら、

「この店では何が人気なんだろう?」

というところから選ぶ。

それも、うどん巡りの楽しみ方です。

食べ歩きするなら「小」でも十分なことが多い

香川まで来たら、

「せっかくだから何軒か行きたい」

という人も多いと思います。

そんなときは、一軒目から大盛りにしない方がいいです。

お店によりますが、「小」でも1玉あることが多いので、普通に一食分あります。

さらに、

天ぷら。

おでん。

いなり寿司。

おにぎり。

なども食べると、想像以上にお腹がいっぱいになります。

2軒、3軒と回る予定なら、

「うどん小+サイドメニューは控えめ」

くらいがちょうどいいと思います。

小さなお子さん連れなら座敷もチェック

小さなお子さんと一緒にうどん巡りをする場合は、味だけでなく座敷があるかどうかもお店選びのポイントになると思います。

香川の人気うどん店は、時間帯によって店内がかなり混雑することもあります。

私たちも店内がごった返しているときは、他のお客さんが写り込むこともあるので、無理に店内撮影はしていません。

その代わり、

座敷があったか。

テーブル席中心だったか。

子ども連れでも利用しやすそうだったか。

など、実際に確認できた範囲で店舗記事に残していく予定です。

同じ店でも食べ方を変えると印象が変わる

一度行ったお店でも、

前回はかけ。

次はぶっかけ。

その次は釜玉。

と変えてみると、同じ麺でも印象が変わります。

だから、私たちも一度行っただけで、

「この店はこんな店」

と決めつけず、気に入ったお店には何度か行ってみたいと思っています。

妻に、

「次はこれ食べてみたら?」

と教えてもらうこともあります。

そんな食べ比べも、このブログで少しずつ残していく予定です。

分からなければ、その店のおすすめを選べば大丈夫

うどんの種類を全部覚えてから香川へ来る必要はありません。

お店によって看板メニューも違います。

かけが人気のお店。

釜あげで知られているお店。

ぶっかけがおすすめのお店。

いろいろあります。

迷ったら、

その店でよく注文されているものや、おすすめメニューを食べてみる。

それでも十分楽しめます。

「あきむら夫婦のさぬきうどん移住録」でも、店舗ごとに私たちが実際に何を食べたのか、どんな感じだったのかを紹介していきます。

香川へ来たときに、

「かけとぶっかけ、何が違うんだっけ?」

となったら、この記事を思い出してもらえればうれしいです。